ジェイドリアンのカスタムブログ

フルカスタムジェイドを作っていく記録

ジェイド エンジンストール

通勤途中、いきなり2発が死んでしまい、良くても3気筒にしか戻らず、1発はどうしても死んだ状態という不具合が出てきました。

もう30年近く前のバイクですので、こういった致命的な不具合が出てきてもおかしくはありません。

 

 

本記事は、同様の症状に悩まれている方にぜひ読んで頂きたい記事です。

 

 

 

 

目次

  

 

 

 

最初の症状

 

 

最初に不具合として認識したのは、やけに隆起したマンホールを踏んだ時でした。

フロントがフルボトムしたのか、「ガツン!!」とすごい音が鳴り、エンジンが吹かなくなりました。

 

エキパイを触ってみると、どうも1-4番が冷めていることに気が付きました。

その後、家の近くということもあり、2気筒状態で帰宅。

いくら再始動しても2気筒だったり3気筒だったりする症状が治らなくなりました。

プラグは濡れているということもなく、普通の焼け具合でしたが、プラグに火花が飛んでいないことが分かりましたので、まずはこれを直すことにしました。

 

 

 

 

イグニッションコイル導通確認

 

 

最初に実施したのは、イグニッションコイルの端子のサビ落としです。

1-4番だけ冷たいということで、1-4番の点火を司るコイルに不具合があるのではないかと調べることにしました。

インターネットを検索していると、コイル両端の端子部分がサビて導通不良を起こしている記事を発見し、さっそく参考に取り掛かってみることに。

 

確かに、さびていて導通も怪しい感じでしたので、サンドペーパーで錆を落として再度組付けました。

 

ここで、プラグに火花が飛んでいるか確認すると、しっかり飛んでいることが確認でき一安心です。

 

 

 

 

キャブレター清掃

 

 

プラグに火花が飛んでいることは確認できましたが、LINEのグループチャット「JADE Owner's chat」で(CBX400Fのパチモン仕様が多く話題が合わないためチャットを創設しましたが退会しました)キャブのスロージェットあたりが詰まっているのではという助言を頂き、確かにもう何年もキャブを開けていないため、清掃してみることにしました。

 

バキュームピストン側、フロートチャンバー側、どちらも開けてみました。

 

バキュームピストンのダイヤフラムは硬化しており、2-3番はヒビがありましたが、まだいけるだろうと組み付ける際にシリコンスプレーを吹いて組み直しました。

 

フロートチャンバー側はとくにつまりや汚れも無く、ついでだったので、メインジェットの番手を上げたくらいの変更で終了。

 

キャブを組み付けるときにインテークマニホールドを新品に変えました。

 

 

 

 

一度始動

 

 

イグニッションコイル、キャブレターそれぞれを清掃し、一度始動してみることにしました。

すると、4発元気にアイドリングしていることが確認できました。

 

ここでは往復30kmの道のりを4気筒の正常な状態で完走。

土日は寝かせ、週明けの通勤に備えていました。

 

 

 

 

 

ついにその時が、、、

 

 

週明け、しばらく雨の日が続いたため、木曜日に始動。

最初は4気筒でしたが、気が付くと3気筒状態に。。

とりあえず、行きは何とかなりましたが、問題は帰りでした。

 

途中までは3気筒でしたが、ちょっとした坂を超えたあたりで明らかにパワーが無くなり、アイドリングも今にも消えそうな鼓動で、ついに2気筒になるまで悪化してしまいました。

それでもまだ走ってくれていたので、家まではなんとかなるかなと楽観視していましたが、ついに信号待ちでエンジンストール。

以後復帰しませんでした。

 

 

 

奇跡的に近くにあったバイク屋さんに駆け込み、店主の方に見てもらいました。

 

•1-4番のエキパイが冷たい

•キャブまではガソリンが来ている

•エンジンは問題無さそう

 

 

ここで店主、

「バキュームピストンが上がってなくて燃料吸わないんじゃない?」

と衝撃の一言。

 

そういえば、バキュームピストンのダイヤフラムは硬化していて、2-3番はヒビが入っていたなと思い出し、それかも!と合点がいきました。

恐らく1-4番は硬化が進みすぎて持ち上がらないのかもしれません。

ひびが入っていた2-3番にとどめが刺され、エンジンストールに至ったものと推測されます。

キャブを清掃して組み付けた直後は、吹き付けたシリコンスプレーがヒビをふさぎ、ある程度ゴムをしなやかにしてくれていたのかもしれませんが、2~3日乗らなかったことで揮発してしまい、症状が再発したのかもしれません。

 

 

ここで一旦ジェイドは自宅に戻すことにし、レッカーを手配。

こういう時、保険に入っていて良かったと安心します。

 

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修理部品手配

 

 

自宅に戻り、さっそくバキュームピストンを手配。

2020年7月現在、まだジェイド用のバキュームピストンはホンダから純正品を購入できますが、1個8500円、4個で34000円です。

高額すぎてびっくりしました。

そのため、バイク屋での修理はあきらめ、自分で社外品を手配しました。

ヤフオクにて4個11000円のバキュームピストンを購入。

ついでに、コックとイリジウムプラグを手配。

 

 

これで治るはず。

次の記事でまた報告します。