ジェイドリアンのカスタムブログ

フルカスタムジェイドを作っていく記録

オーリンズリアサスペンション復活2

こんにちは

 

今回は第二弾です。

 

 

先日の第一弾の記事の最後では、他車種のオーリンズ製リアサスを流用した方が安く済むのではないかと言うところで、モヤモヤした終わり方でした。

 

 

 

今回は進展があったので記事に致します。

 

 

 

まず、サスペンションですが、

今手元にあるオーリンズのサスペンションをオーバーホールすることにしました。

 

 

と言うのも、ジェイドに適合しそうな290mm程度のリアサスが、ニンジャ400のサスペンションしか無さそうだと分かりました。

ドゥカティのムルティストラーダ1000のリアサスもサイズ的には適合しますが、リンク機構のバイクなのでスプリングレートがかなり柔らかめに設定されている事がわかりました。

 

ニンジャ400のリアサスも取り付けボルト径がM12のため、M10のジェイドに取り付けようとすると、取り付けボルトにカラーを付けないといけません。

 

純正流用ならその程度のクオリティで良いと思いますが、せっかくオーリンズを付けるのにちょっとイマイチかと思いました。

 

 

また、独自調査ではありますが、ジェイド純正のサスペンションのスプリングレートは140N/mmのようです。

今手元にあるオーリンズサスは、印字内容から130N/mmと分かりました。

 

 

 

オーリンズのスプリングレートの調べ方を下記に残しておきます。

 

f:id:JADERIAN:20221211153515j:image

 

まず、スプリングに印字されている内容を読み解きます。

 

私が持っているサスには、

01093-49/130と書いてあると分かりました。

 

 

 

次に、下の表を使います。

 

f:id:JADERIAN:20221211155609j:image

 

 

最初のゼロは無視すると、1093から始まりますので、その列とその次の-49が交わったところが、今回のサスペンションの能力になります。

 

 

1093が自由長が150mm、

-49を横に追っていくと、スプリングレートが130N/mmとわかります。

 

 

純正が140だとすると、130だと少し柔らかいと言うことになります。

 

 

ただ、この程度の差だとプリロードの調整で全然なんとかなるみたいです。

そのため、手持ちのサスペンションをオーバーホールする事に決めました。

 

 

 

 

次に問題なのは、サスペンションの長さです。

 

私のジェイドの仕様には2cm程度のケツアゲが1番似合うと思っています。

現在は285mmのサスペンションを付けていて、もう5mmだけ伸ばしたいと思っていました。

 

オーバーホールのついでに手持ちの270mmのサスペンションを290mmに20mmだけ延長できないかと問い合わせたところ、どこも揃って

「カスタムとなると、新しく特注で作った方が安くつく」

とのことでした。

 

本当か?と思ってしまいますが、要は面倒なことはやりたくないって事なんだと思います。

 

そのため、手持ちのオーリンズサスは270mmのままです。

 

サスペンションが伸ばせないとなると、スイングアームのサスの受けを上げるしかありません。。

 

サスを2cm伸ばしたいから、サス受けも2cm伸ばすと言う簡単な計算ではありません。

 

 

下記に概略を載せます。

 

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分かりづらいですが、1番下にカッコ寸法で示している、29.419というのが、必要寸法です。

 

2cmの長さの差を埋めようとすると、約3cm持ち上げないといけないようです。

以前、ベクトルの分解で計算しましたが、そちらは間違っていたようです。

しっかりCADで検討するのが1番間違いありません。

 

結論としては、キリよく3cm嵩上げしたいと思います。

 

 

現状、285mmのサスペンションですが、スイングアームを水平としたとき、45°の角度で付いている事がわかりました。

角度については、iPhone純正アプリのアングルメーターと言うアプリを使って測定しました。

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スイングアームの上にiPhoneを置いてゼロ値にリセットをします。

そこから、サスペンションにもたれ掛からせるようにしてiPhoneを固定し、スクショを撮りました。

 

上の写真は3回測定した結果を並べたものです。

コンマ台の数字は分かりませんが、ひとまず45°でOKかと思います。

 

 

 

 

 

最後に金額の問題です。

 

リアサスのオーバーホールは、テクニクスと言う会社に依頼しました。

基本料22000円+往復送料が最低金額です。

追加が出ても3万円もあれば足りるだろうとのことで、依頼しました。

他の会社だと、基本料が33000円からというところが多く、少しでも安い方が良いかと思いました。

 

 

 

次にスイングアームの加工ですが、サス受けの嵩上げ加工の他にメンテナンススタンドフック用のボスナットの溶接加工も注文したいと思います。

 

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そうなると、送料込みで3万円とのことです。

 

合計で約6万円の大仕事です。

 

 

いやぁ、お金がかかりますね。。

 

 

とりあえず、ボーナスの私の取り分とヘソクリ貯金は全て吹き飛びますが、良いものができると思います。

 

 

サスペンションのオーバーホールの着手が年明けからとのことで、スイングアームの加工も年明けを目安に加工指示を出そうと思います。

 

 

次の記事は部品の取り付けのタイミングになると思います。

 

 

 

お楽しみに。