ジェイドリアンのカスタムブログ

フルカスタムジェイドを作っていく記録

ジェイド リアホイールワイド化計画(続)

こんばんは。

久しぶりのブログになってしまいました。
と言うのも、タイトルにある通り、ワイド化計画の続編を思案しておりました。
現在、5Jの足太化となっていますが、それを5.5Jに更に太らせます。

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一番の苦労は、ブレーキディスク回りの調整でした。
キャリパーサポートをやすりでひたすら削り、なんとかつじつまを合わせてあります。

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チェーンラインを合わせるために元々付いていたスタッドボルトを抜き取り、ナット止めではなくボルト止めにしました。
その方がスプロケットを自由にオフセットできます。

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説明を最後にしてしまいましたがこのホイールは、VTR1000F SC36の5.5Jホイールになります。
フロントのNC39のホイールと同じ3本スポークのデザインで、5.5Jのホイールを探していたら、たまたま見つけました。
加えて、VTR1000Fのハブは切削の追い込み量の増加にも対応できるみたいなので(駄肉が多い?)、ハブを切削するとなっても安心できそうなので、購入しました。
状態が良く、価格も安いので、気軽に買えるのも決め手になりました。

しかし、問題が1つあります。
今回もカラーの調整だけで対応したため、ホイールセンターがかなりブレーキ側よりになっています。
恐らく30~40mmは寄っていると思われます。

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運転中、手を離すと左に曲がっていってしまうのがかなりの難点です。
5JのNC39リアホイールであればそういった不具合はないので、良いかと思います。
ゲイルスピードなどの軽量ホイールを取り付ける際は、NC39用の5Jを買ってこようと思います。


しかし、やはり太いホイールと言う充実感とアクスルシャフトが20mmになったと言う安心感?が気持ちがいいですね!
しっかりハンドルを握っていれば、左によれることもありません。


2015/10/18追記

今回製作したスイングアームにVTR1000Fのホイールをそのまま入れようとすると入りません。
あと数mm加工すれば入るといった雰囲気です。

そこで、まず最初に加工したのは、ハブベアリング付近のカラーです。
純正品は、フランジ下の凸出部分が11mmあるのですが、ホイールから出っ張り過ぎているので、3mm削ります。

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平行を保ちながら3mm削るのは、かなり苦労しました。
フライスがあればすぐですが、高速カッターと回転砥石しかないので、少し削ってはノギスを当てと言う作業の繰り返しです。


次に、ブレーキディスク側のカラーを削りました。
ここを削らないと、キャリパーサポートがうまくディスクにはまりません。
純正品は14mmありますので、5mm削って9mmに仕上げます。
しかし、カラーの内側にはグリスを塗り込むため?の溝があります。
単純に片側だけ5mm削ると、この溝は意味が無くなってしまいますので、両側を2.5mmずつ削りました。

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両方のカラー共、腐食を防ぐためにタッチペンで黒く塗ってあります。
(意味があるかわかりませんが。。)


最後に、キャリパーサポートを削りました。
カラーを削っただけでは、ブレーキディスクとサポートがうまく組めません。

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純正品は、ホイールカラーと接する部分が0.5mm凸出していますので、それを0になるまで削ります。

次に、そのままではホイールと干渉するので、ホイールカラーが接する円形部分の外側を0.5mm削ります。
丁度、削った円形部分を再び0.5mm盛り上げるイメージです。

このサポートは、MC18 NSR250Rのキャリパーサポートです。
ジェイドのキャリパーサポートと、アクスル径が違うだけで、全く同じ物です。
(ジェイド:Φ17mm, NSR:Φ20mm)
今回使用したアクスルシャフトは、CBR1100XXブラックバードの物でしたので、スイングアーム側の穴径と、チェーンアジャスターの穴径も20mmに拡張する必要がありますので、ご注意下さい。
CBR1100XXのアクスルシャフトは、長くて使いやすいので、今回のスイングアームにはもってこいでした。
中空なのも採用の決め手になりました。

スプロケットは、XAMの520コンバートスプロケットを使います。
最初、バイクブロスのネット通販でドリブン社のコンバートスプロケットを注文していましたが、実は廃盤みたいで注文できませんでした。
この事実がわかるまで2ヶ月待たされました笑
バイクブロスの担当者さんが頑張って下さって、XAM品を通常より安く買えるように手配してくれて大変助かりました。

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今回は39丁を選び、高速寄りの設定にしてみました。
ホイールが重いこともあり、発進はかなりのろいです。


リアホイールのワイド化ですが、やり出してみると案外トントン拍子で進みますので、興味のある方は自己責任を前提にカスタムされてみてはいかがでしょうか。