ジェイドリアンのカスタムブログ

フルカスタムジェイドを作っていく記録

パイロットジェット #60 の報告

先日、待望のファンネル化を果たしましたが、エンジンが温まった際のアイドリングが安定せずタコメーターの針が1500~1800rpmを行ったり来たりしており、もやもやしていました。

今回はそれを改善すべく、作業した内容を紹介していきます。

 

 

 

 目次

 

 

 

 

 

 

パイロットジェット(PJ)変更

 

エンジンが温まった際にアイドリングが安定しないのは、混合気が薄いときの症状の一つということなので、#50のパイロットジェットを組んでいましたが、もう少し番手を上げるかということで、思い切って#60のパイロットスクリューを購入しました。

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パイロットジェット#50の状態でパイロットスクリューをゆるめると、レスポンスが遅い「濃い」症状が出るため、濃いめのジェットに交換して、スクリューを絞るのが良いだろうという判断です。

 

仕事終わりに、にりんかん溝の口246店にてラスト4個の#60のパイロットスクリューを購入。

 

 

 

 

 

 

組み立て

 

その夜、さっそく組み立てましたが、#60の調整に自信があったため、週明け月曜の通勤の際に、試走も兼ねて乗ろうと考え、寒かったこともありましたが、組み立てた後の試走を後回しにしてしまいました。

 

この時のパイロットスクリューの戻し量は、なんとなく「0-3/4回転戻し」としました。

これ以上しめるのはナンセンス(ジェットの番手を下げるのがスジ)なため、下限値から挑もうと考えた次第です。

 

 

 

 

 

 

 

試走するが・・・

 

週が明け、試走も兼ねて さて乗ろうとエンジンをかけました。

気温が高かったこともあり、すんなりアイドリング。

「おっ、良い感じ」

 

いざ出発!とアクセルを開けたとたん

「ボボボボボボボボボッボボボ!!!」

 

なんじゃこりゃ、、

すごいカブっています。

 

普通のクラッチミートだと即エンストします。

8000回転までアクセルをあおってクラッチをつなぐことで、ようやくノロノロと進み始める感じです。

スクリューもこれ以上は絞りたくありません。

 

 

「ヤベー、、直すか、、」

 

 

 

出勤前の時間の無い中、超特急でパイロットスクリューを#50へ交換することにしました。

イムリミットは30分!!

 

「うぉー!!」と作業をし、何とか作業完了。

最近、キャブを下す機会が多かったため、作業手順が明確になっていたことが幸いでした。

 

 

 

 

 

結論

ジェイドをファンネル化した際のセッティング(冬仕様)は、

パイロットジェット(PJ):#50

パイロットスクリュー:1-3/4回転戻し

・メインジェット:【1番、4番=#142」、【2番、3番=#140】

・ジェットニードル:ワッシャ1枚(純正値)

 

上記で落ち着くことしました。

 

もう少しPJの設定を煮詰めれば、「#48」もしくは「#52」が当たるかもしれませんが、もうそこまでやる元気もなくなりました。(PJは4個で3000円もするため、ホイホイ買えません。。)

 

夏場になると湿度が冬の倍くらい高くなり、混合気も濃い方へ推移するため、パイロットスクリューの締め込みだけで調整が利かないとなると、再びパイロットジェットの変更をしなくてはなりません。

 

そのため、#50よりも薄くできる#48は4個購入しておいても良さそうです。

使わなくなったパーツを売って、資金調達をしたいと思います。

 

 

 

以上、報告でした。

 

 

 

 

 

2021.03.04追記

 

興味本位でパイロットスクリューの戻し量を、1-3/4回転から1-1/4回転まで1/2回転締め込み、混合気を薄い方へ推移させてみました。

 

今まで出なかったアフターファイヤーが出るようになり、1速で引っ張れる回転数が、バージョンSのタコメーター読みで15000rpmから14000rpmへ減りました。

やはり少し締めこむだけでも薄いのかもしれません。

 

#60にした際、大きい番手を使ってスクリューで絞ればいいやという考えが当たらず、#50で少し締めこむと薄い症状が出てくるということで、例えば#45まで下げてスクリューを3回転戻しにしたところで、薄い症状が出てくることは目に見えていますし、#52に上げてスクリューを絞ったところで、#50の3回転戻しが濃いため、濃いことは目に見えています。

 

他の部分(ジェットニードルやメインジェット)も設定を見直さないといけないようです。

 

ツイッターのフォロワーさんが空燃比計を導入し、今までのセッティングだと調子は良かったが濃すぎたと呟いていて、ジェット類ではない他の部分の調整をしないといけないようだったので、うちのセッティングも計器を使って改良を検討しないといけないようです。

 

 

 

 

別の症状

また別の症状があり、8000rpmあたりでキャブからなのかマフラーからなのか不明ですが、ブリブリすごい音がしており、#60のPJを入れた時のカブリ音に似ていることから、中間領域で濃い症状がでているのかもしれません。

もしくはファンネルにしたことでキャブの中で発生している音がモロに聞こえてきているのか、、もはや素人には全く分かりません。。

 

ジェットニードルの調整が濃い方へ推移させることしかできないため、薄くするには特注のニードルを作るのか、他車種を流用してくるのか、考えただけでも大変そうです。

 

気軽に質問できる知識の多い知り合いがいれば良いのですが、、、

 

とりあえずは、#50のPJでPSの戻し量は1-3/4回転あたりで運用していこうと思います。

 

キャブは奥が深い、、、、